サービス概要
2012年に第二次安部内閣がスタートし、安部首相は政策の目玉として「日本再興戦略」(所謂、「三本の矢」と呼ばれる施策。)を提唱し、推進してきました。その三本の矢の一つとなったのがコーポレートガバナンスの推進です。上場企業の不祥事を抑制するとともに、海外機関投資家から要求されてきた生産性・利益率向上、そして日本企業独特の組織体系への変革を推進し、海外からの投資を呼び込み、国内企業の成長を促すものです。
近年、上場会社は外国人投資家や当局の要求に応じて、コーポレートガバナンスの「形」を整備してきました。社外取締役を選任済みの企業が上場会社の過半数を占めるなど、資本市場からは一定の評価を受けつつあります。しかし、どんなに立派な「形」ができても、「企業価値の向上」という実効性を伴わないのであれば、意味はありません。
当社では、企業に求められる様々なコーポレートガバナンス向上の取り組みを支援します。
サービスの種類
上場企業のコーポレートガバナンス体制を評価。
様々なシーンでご活用頂けます。
当社では、上場企業各社の公開情報やアンケートを下に、コーポレートガバナンス推進状況を50以上の項目でチェックし、コーポレートガバナンス評価を行っております。評価は、コーポレートガバナンス・コードに基づくものではなく、当社独自の評価となっています ―海外機関投資家を主ターゲットとしつつ、日本の商習慣も加味して評価しております―。 調査した報告書は、自社のコーポレートガバナンス体制の向上にご利用頂いたり、機関投資家の方々が投資先企業の選定時に利用したり、投資先企業のコーポレートガバナンス改善の示唆にご利用頂くことを想定しております。評価スコア(CGI)は、コーポレートガバナンス評価スコア一覧ページに表示してありますので、ご参照ください。
- コーポレートガバナンス評価書:15万円
- 全企業コーポレートガバナンス評価一覧表(2017年4月時点225社):お問い合わせください
コーポレートガバナンスの推進強化するためのツールの提供。
コーポレートガバナンス・コードが制定され、上場企業各社はコーポレートガバナンス体制を整備する必要があります。
当社では、ガバナンス設計に不安を抱える上場前の企業様から、実効性に対するお悩みを抱える上場企業様まで、企業様のお悩みを解決するための各種ツールを用意しております。
提供ツール
- コーポレート
ガバナンス
推進強化支援 - 統合報告書、
アニュアルレポート
の制作 - 取締役会を
自己評価する
体制の整備 - コーポレート
ガバナンス・
ガイドライン
の作成支援 - 取締役会
の外部評価 - IRサイト、
コーポレート
ガバナンス・
サイト構築支援
コーポレートガバナンス体制整備のコンサルティング

上場企業のご担当者様と打ち合わせを行い、企業様が望むコーポレートガバナンス体制を確認します。当社で作成した「コーポレートガバナンス管理策の実践のための規範」に基づき、社内のコーポレートガバナンス推進状況を把握します。コーポレートガバナンス管理策のうち、何を実践し何を対象外とするか検討し、コーポレートガバナンスや取締役会に係る規程を作成します。
年間スケジュールを策定し、選定したコーポレートガバナンス管理策を実践し、記録を作成します。規程に則り、適切にコーポレートガバナンスが実践され、取締役会が運用されているかリスクアセスメント、内部監査を実施し、問題点等が発見された場合は是正対応を行います。
コーポレートガバナンス体制が有効に機能しているか評価し、取締役会議長に報告します。対応が完了していない是正処置は、翌年以降に対応するスケジュールを策定し、取締役会議長の承認を得ます。
以上の手順を実施することにより、コーポレートガバナンスを向上させるPDCA体制を整備します。